セカンドクォーター・ラウンド19
優勝経験者は山田義彦に徳田匠(ともに3V)、藤井昭吾(2V)、佐藤幸治、121期・東矢圭吾の5名。
なかでも、タイムタイムトライアルで一番時計を計測した東矢に注目が集まる。
ライバルたちが軒並み苦戦していた中、「10秒231」の自己ベストを更新。
競輪でも7月にS級へ昇級し、着実に成長の歩みを進めている。
PIST6は今回が4度目。ここ2開催の決勝では「仕掛けるタイミングを逃している。思い切り行きたい」と敗因は明確。
地元ホームバンクの熊本競輪の再開も決まり、モチベーションも上昇中。心身ともに充実の東矢がアクセル全開で挑む。
初出場となるルーキー・保田浩輔、121期の日高裕太もアマチュア実績は十分。
保田はタンデムスプリントで東矢とペアを組み全国クラスの大会で活躍。日高はスプリント種目で高校2冠を誇る。
千葉250バンクに順応すれば、優勝も狙えるだろう。
虎視眈々と優勝を狙うのはS級1班の稲毛健太だ。
2回目の参戦となった前回参加時には、タイムトライアルで軽々と10秒169を計測。
「しっかり練習と調整をすれば9秒台が出せそう」と手応え十分。
今回は駆け方にミスが生じてタイム更新とはならずとも、アクシデントがありながら10秒701を計測するあたりは流石の一言。
勢いがある若手とテクニックを駆使する選手らの力と力の勝負。今節も熱いバトルから目が離せない。
スタート枠順による並び ←③・⑥・①・⑤・②・④
◎ 3番・小谷実 「前々には動けているけど…。山田さんのアドバイスでチェーンのあたりを少し調整します」
○ 2番・助川翔太郎 「流れが掴めていないし、自力を出せていない」
× 1番・原清孝 「今回はギヤを軽くして立ち回りを重視したい」
△ 6番・三沢勝成
スタート枠順による並び ←②・④・⑥・①・③・⑤
◎ 1番・河村雅章 「地元記念の疲れが残っていますね。PIST6では自力を含めて何でもやります」
○ 3番・国広哲治 「デイは脚を使っていた中でリカバリーもできたので、脚の状態は問題ないと思う」
× 2番・境啓亨 「函館は肩を脱臼して途中欠場。もう大丈夫。行けるところから仕掛けたい」
△ 4番・桜井太士 「競輪はセッティングが出て上向きだけど、こっちのPIST6は難しい」
スタート枠順による並び ←⑥・②・③・④・①・⑤
◎ 1番・小野大介 「デイは東矢君が強いにしろ、もう少しやりようがあった。切り替えて頑張ります」
○ 2番・神開一輝 「ナイトはギヤを上げて一発と思ったど…。ハロンの時の状態よりも悪くないし、2日目もしっかり頑張ります」
× 3番・穴井利久
△ 5番・大矢将大 「追走に関しては問題ないけど、コースが悪かったときにどう動いて対処するかが厳しいですね」
スタート枠順による並び ←③・②・⑥・⑤・④・①
◎ 3番・保田浩輔 「デイの反省を生かしてナイトは思い切りの良い走りができた。準決勝は気持ちで負けなければ」
○ 2番・日高裕太 「予選は力を出し切れなかった。2周ぐらいなら持つ距離だし、コースと流れを見て先行を含めて自力を出したい」
× 1番・山田義彦 「ナイトは判断ミスもあった。流れる感じはあるけど、トルクが今ひとつ」
△ 5番・真船圭一郎 「予選は2走とも6コースで最悪(苦笑)。最低限のことをやって凌げたと思う」
スタート枠順による並び ←⑥・②・①・④・③・⑤
◎ 1番・佐藤幸治 「状態面に不安はあったけど、問題ないですね。スピードも出ていると思う」
○ 2番・徳田匠 「ナイトは後方スタートで脚を使っていたし、キツかった。準決勝は誰が相手でも自分の力を出し切るだけ」
× 4番・吉本哲郎 「考ながら上手く走れている。心臓の手術をしてから状態は良くなっているけど、まだまだ」
△ 3番・森本桂太郞 「ナイトで自力を出せたのは準決勝に向けてもプラス。ギヤを換えて自転車の感触も良くなりました」
スタート枠順による並び ←⑤・⑥・③・①・④・②
◎ 1番・東矢圭吾 「連勝できているけど、過去一番、重たい感じ。ギヤを下げるか迷うぐらい」
○ 4番・稲毛健太 「行けるところから柔軟に対応できている。練習、調整ができていないけど戦えるデキにはある」
× 5番・藤井昭吾 「予選は2走ともコースが悪すぎた。その中でやれる事を最低限やって凌げている」
△ 3番・小林史也 「もう少し捲りにキレが欲しい感じ。準決勝が勝負なので、頑張ります」
スタート枠順による並び ←④・⑥・①・⑤・③・②
◎ 2番・神開一輝
○ 4番・穴井利久
× 3番・助川翔太郎 「組み立てがまだまだ甘い。〈デイは〉勇気がなくて出切ることができなかった。初勝利を目指して頑張ります」
△ 1番・原清孝
スタート枠順による並び ←②・⑤・①・③・④・⑥
◎ 3番・河上陽一
○ 2番・国広哲治 「状態は悪くないとは思う。PIST6では自力も出さないと」
× 5番・須藤雄太
△ 1番・境啓亨
スタート枠順による並び ←①・⑤・③・④・②・⑥
◎ 1番・小野大介 「大矢さんが斬ってくれて前に出やすかった。理想のレース運びができましたね。連勝で締めくくりたい」
○ 3番・小谷実 「全ツッパ!もう脚は売り切れです。後輩の徳田君に良いバトンを、と。ナイトも確定板を目指して」
× 2番・河村雅章 「(デイの)このメンバーなら先行かなと。疲労があるけど、ラスト一走も出し切れれば」
△ 5番・四宮哲郎 「自分も踏みながら河村君に飛び付いたので、キツかったですね」
スタート枠順による並び ←③・⑥・②・④・①・⑤
◎ 2番・真船圭一郎
○ 1番・藤井昭吾
× 3番・三好恵一郎
△ 4番・冨尾享平 「準決は徳田に付いて行けば良かった。アメフト?帰ってすぐ明日は兵庫で試合(11:30)です」
スタート枠順による並び ←④・①・⑤・⑥・③・②
◎ 5番・稲毛健太
○ 6番・吉本哲郎
× 1番・山田義彦 「自分で立ち上げて前に出てっていうパターンもアリ。負けたけど収穫があるレースでした」
△ 2番・日高裕太 「後ろ攻めでも自分で動いて考えながらですね。2周ぐらいなら持つ距離だと思う」
スタート枠順による並び ←②・③・①・④・⑥・⑤
◎ 1番・東矢圭吾 「ほぼ3周駆けは過去イチ長い距離。昨日は重たかったけど軽さがある。ここ2開催は決勝で不発なので、しっかり仕掛けたい」
○ 2番・佐藤幸治 「スイッチして流れの中で仕掛けるのは得意。スピードも出ているしデキは問題ない。東矢君には一度先着(優勝)されている」
× 4番・徳田匠 「作戦はなく、その場に応じて臨機応変に。ここ2開催は決勝に乗れていなかったし、力を出し切って久しぶりに優勝できれば」
△ 3番・保田浩輔 「準決勝は田川さんが上手かった。チャレンジの自分にとって優勝賞金は魅力的。ライバルは大学の先輩でもある打倒・東矢圭吾で!」
5番・田川翔琉 「頭と脚を使って疲れたけど、100点に近いレース運びができた。決勝も考えながら柔軟に走りたい。調子は良くも悪くも、普通」
6番・小林史也 「東矢君の番手をゲットして、展開一本ですね。東矢君が強かった」