セカンドクォーター・ラウンド16(A級戦)
今節はオールA級戦、優勝実績があるのは三浦翔大のみと混戦必至。
その三浦は近況は準決勝で惜敗が続くも、予選成績は抜群の安定感を誇る。
A級戦ならば、力の違いを見せつけて久しぶりの優勝を狙いたい。
前節から123期の新人選手が参戦し、今節は5名のフレッシュな顔ぶれが揃った。
なかでも、注目は卒業記念チャンピオンで在所成績1位の荒川達郎(埼玉)と在所成績2位の黒瀬浩太郎(広島)の123期ツートップ。
荒川は大学時代に短距離種目で全国レベルの大会で活躍し、レースセンスとポテンシャルは確か。
冷静な立ち回りとスピードある捲りを武器に「123期・優勝一番乗り」を目指す。
その荒川と養成所時代からのライバル関係にあるのが黒瀬だ。
黒瀬もスプリント種目で高校、大学で全国トップクラスの実績を持つ。
実力を本デビュー後も遺憾なく発揮し、現在は2場所連続完全優勝中と特別昇班に王手。
前評判通り、タイムトライアルでは一番時計を計測し、優勝候補に名乗りをあげた。
ほか、前回3連勝で勝ち上がった松山桂輔やスピード上位の今藤康裕らも初優勝を虎視たんたんと狙う。
スタート枠順による並び ←②・④・①・⑥・③・⑤
◎ 1番・大森光明
○ 6番・為田学 「2予は前のコースの久保が良いレースをしてくれて、自分も位置を死守できた。仕方ないけど1予の結果が響いたね」
× 4番・阿部宏之 「1予は締め気味で下げた安谷屋君に悪かった。確定板を目指し頑張ります」
△ 2番・中込健太 「外に浮いたら逃げるしかない。何もできずに終わるかよりは、力を出し切れたので。気持ちを切り替えて頑張ります」
スタート枠順による並び ←①・③・②・⑤・⑥・④
◎ 2番・緑川修平
○ 3番・吉田裕全
× 1番・渋谷海 「一気に踏み過ぎた。疲れも残っているし、キツかったですね」
△ 4番・加美山隆行
スタート枠順による並び ←②・⑥・①・⑤・④・③
◎ 2番・石塚慶一郎
○ 1番・佐野梅一
× 5番・旭啓介 「何もせず終わりたくないので、自分で少しでも動けたらいいんですけどね」
△ 3番・三沢勝成
スタート枠順による並び ←③・④・⑤・①・②・⑥
◎ 2番・今藤康裕 「周りを見ながら冷静に走れている。デキも悪くないし、しっかり決勝に乗ることを考えて走る」
○ 1番・三浦翔大 「2予は前の出口君が仕掛けたスピードをもらって仕掛けられた。準決勝が勝負ですね」
× 4番・出口謙一郎 「作戦はあまり考えずに走っている。ギヤを上げたけど、まだ上げた方が良さそうなので上げる」
△ 3番・松本京太 「1予は1コースだし、ペースに入れようと。もう1段階ペースが上がるはずだったけど、上がらず。脚の感じが今ひとつでした」
スタート枠順による並び ←⑤・⑥・④・③・②・①
◎ 1番・畝木聖 「2予は初速は良かったけど、そのあとがキツかった。6コースばかり(苦笑)。でも、やることはシンプルですから」
○ 2番・松山桂輔 「番手で良い位置だったけど、ペースが緩んだし、もう一度自分で立ち上げないといけなかったのでキツかった」
× 3番・佐藤啓斗 「脚でどうこうできるわけではないので、まずは位置を取ってから。2走して状態面は普通ですね」
△ 4番・安谷屋将志 「勝ち上がちで1着は初めて。後方に置かれないようにレースを運べれば」
スタート枠順による並び ←④・②・③・⑥・①・⑤
◎ 1番・黒瀬浩太郎 「後方に置かれ、飛んだと思った。それでも捲り切れているし、少しずつ力は付いているのかなと」
○ 2番・荒川達郎 「2予は先行しようと。でも、踏み込むタイミングが難しかったですね。そのあたりを修正して走る」
× 4番・鈴木伸之 「ヤケクソになって先行したのが良かった(笑)。自分は総合力で勝負している。準決勝も頑張ります」
△ 6番・国広哲治 「2予は踏み合って4着、内容は悪くない。自分の中で状態は良いと思います」